前の記事では、Trip.comでエアアジアを予約したら知らないうちにフライスルーチケットになっていた話を書いた。今回はその続き。フライスルーチケットを持っていたのに、タイへの入国を断られた実体験と、その裏にあった「6時間ルール」について詳しく書いていく。
知らなかった「6時間ルール」
エアアジアのフライスルーには、あまり知られていない重要なルールがある。乗り継ぎ時間が6時間を超える場合、制限エリア内で待ち続けることができず、原則として入国しなければならないというものだ。
整理するとこうなる。
- 乗り継ぎ6時間以内 + フライスルーチケット——制限エリアで待機。荷物も手続きもスムーズ
- 乗り継ぎ6時間超 + フライスルーチケット——原則入国が必要。タイならビザなしで入国できる
- フライスルーなし——時間に関係なく入国+再チェックインが必要
つまり、フライスルーチケット=入国禁止ではない。むしろ乗り継ぎ時間が長い場合は、入国して外に出るのが本来の正しい対応なのだ。
実体験——10時間あったのに、制限エリアから出られなかった
Trip.comで一括購入した乗り継ぎ便は、フライスルーチケットとして発券されていた。乗り継ぎ時間は10時間。バンコク市内に出てごはんでも食べようと楽しみにしていた。
ところが空港に着くと、スタッフに案内されたのはトランジット口だった。「入国できません」と言われ、何度交渉しても「このチケットではだめ」の一点張り。結局10時間を制限エリア内だけで過ごすことになった。
10時間超のトランジットなら、本来は入国を案内されるはずだった。おそらく現場のスタッフが「フライスルー=制限エリアで待つ人」と機械的に判断してしまったのだと思う。フライスルーの6時間ルールを知らなかった、あるいは見落としていたのだろう。
なぜこういうことが起きるのか
フライスルーチケットの本来の目的は「乗り継ぎをスムーズにすること」であり、入国を禁止するためのものではない。しかし現場のスタッフがルールを正確に把握しておらず、一律に「フライスルー=制限エリア待機」と処理してしまうことがある。
以前、別の航空会社ではスルーバゲージの状態でもトランジット入国できた経験があった。だから「今回も同じだろう」と思っていたが、エアアジアのフライスルーは仕組みが異なる。航空会社ごとにルールが違うことを、改めて痛感した。
同じ思いをしないために
もし同じ状況に遭遇したら、泣き寝入りせずに交渉してほしい。「フライスルーチケットでも乗り継ぎ6時間超は入国が必要というルールがあります」と伝えて、上位スタッフへの対応を求めよう。現場担当者がルールを知らないだけのケースも多い。
- フライスルーチケットでも乗り継ぎ6時間超なら「入国できる・すべき」と覚えておく
- 入国を断られたら「6時間ルール」を根拠に上位スタッフへ交渉する
- トランジット中に入国したいなら、乗り継ぎ時間が6時間超かどうかを事前に確認する
- 制限エリア内は思ったより狭い。長時間トランジットなら入国前提で計画を立てる
まとめ
フライスルーチケット=入国禁止ではない。乗り継ぎ6時間超なら入国が原則だ。それでも入国できなかったのは、現場の判断ミスだった可能性が高い。航空会社やチケットの種類によってルールは異なる。「前回できたから今回も大丈夫」という思い込みが一番危険だと、この経験から学んだ。