「旅行サイトで買ったし、荷物もスルーで預けられたし大丈夫」——そう思っていた。
でもそのチケットが、思わぬ落とし穴になることがある。今回はTrip.comでエアアジアを予約したら、知らないうちにフライスルーチケットになっていた話をする。
フライスルー(Fly-Thru)とは何か
エアアジア独自のサービスで、乗り継ぎ空港での荷物の受け取り・再預けや入国手続きを省略して次の便にスムーズに乗り継げる仕組みのこと。対応しているのはバンコク・ドンムアン空港(DMK)とクアラルンプール国際空港(KLIA2)の2か所だけだ。
ANAやJALといったフルサービスキャリアでは乗り継ぎ時のスルーバゲージは当たり前だが、LCCでは珍しい。エアアジアが独自に設けた特別なサービスだ。適用条件は以下の3つ。
- 乗り継ぎ便を一括予約していること
- 1つの予約番号に2区間が登録されていること
- 経由地がドンムアンまたはKLIA2であること
Trip.comで取ったのに、なぜフライスルーになった?
「OTAで買ったら予約番号が別々になってフライスルー対象外になる」という情報はよく見かける。実際にそうなるケースも多い。
ただ、Trip.comでも乗り継ぎ便を最終目的地まで一括で検索・予約した場合、エアアジア側に1つの予約番号としてまとめて発行されることがある。その場合は自動的にフライスルーチケットとして発券される。
つまり、「どこで買ったか」より「予約番号が1つにまとまっているかどうか」が本質的な条件だ。Trip.comで買ったからといって必ずフライスルー対象外になるわけではないし、逆に気づかないうちにフライスルーチケットになっていることもある。
私の場合——気づかないまま当日を迎えた
Trip.comでエアアジアの乗り継ぎ便を一括で予約した。荷物もスルーバゲージで預けられ、チェックインもスムーズだった。
この時点では自分のチケットが「フライスルーチケット」だとまったく意識していなかった。
乗り継ぎ時間は10時間。バンコク市内に出てごはんでも食べようと楽しみにしていた。ところが空港で状況は一変する。——その詳細は次の記事で書く。
自分のチケットがフライスルーかどうか、どう確認する?
どこで買ったかに関わらず、以下の方法で確認できる。出発前に必ずチェックしておこう。
- 予約確認メールを見る——2区間が1つの予約番号に記載されていればフライスルー対象
- エアアジア公式アプリで確認——アプリのマイトリップに2区間がひとまとまりで表示されていればOK
- 出発空港のカウンターで確認——チェックイン時にスタッフへ「フライスルー対象ですか?」と直接聞くのが一番確実
注意:フライスルー=何でも自由、ではない
フライスルーチケットだとわかっても、安心してはいけない。
実はフライスルーには「6時間ルール」という落とし穴がある。乗り継ぎ時間が6時間を超える場合、制限エリア内で待ち続けることができず、原則として入国しなければならないのだ。
逆に言えば、乗り継ぎ時間が長い場合はフライスルーチケットでも入国できる——はずなのだが、現場では必ずしもそうならないことがある。この「6時間ルール」と現場での理不尽な対応については、次の記事で詳しく書いていく。
まとめ
- Trip.comなどのOTAでも一括予約ならフライスルーチケットになることがある
- 「どこで買ったか」より「予約番号が1つか」を確認することが大事
- エアアジアアプリか予約メールで事前にチェックしておこう
- 不安なら出発カウンターでスタッフに直接確認するのが確実
- フライスルーチケットでも乗り継ぎ時間によってできることが変わる(次の記事へ)